木村峻郎弁護士作成!講演レジェメ集:

木村峻郎弁護士作成!法律学習用講義レジュメ集「法律を活用した「遺産分割・事業承継における税理士の効果的な営業」Part1(民法)」公正証書遺言

木村峻郎弁護士作成!講演レジュメ集 
法律監修:アイランド新宿法律事務所(代表弁護士木村峻郎)

テーマ「法律を活用した「遺産分割・事業承継における税理士の効果的な営業」PartⅡ その1」

アイランド新宿法律事務所
代表弁護士 木村 峻郎
  弁護士 村松 宏樹

第1 お客様と直接応対をする事務所スタッフの心構え 
⇒税理士事務所を顧客のホームドクターとして位置づけをして、専門外の問題であっても、相談をして貰う。
    ↓
1)信頼感を与える努力が絶対不可欠
信頼感を与える対応とは?
①礼儀・正しい挨拶をすること。
②質問に対し即答できないことや、即答できたことについても間違いがある場合もある。そこで翌日改めて確認のうえ再度連絡をする。
※連絡を密にすることは信頼関係を維持するうえで最も重要。
③業務の遂行にスピード感を与えること。
etc.

2)顧客を訪問したときは、顧客の担当者だけでなく代表者やその他の管理監督者に対しても必ず挨拶をしたうえ「何かありますでしょうか」等の問いかけをするなど、積極的な応対をしていくことが重要である。

第2 遺産分割における問題点

(図1)

問1.被相続人Aの死後、相続人B・C・Dは「法定相続分に従って相続する」旨の分割協議を成立させたため、税理士がその内容に従って税務申告を行った。ところがその後Aの遺言書が発見され、その内容は「Aの全財産をBに相続させる」というものであった。この場合、どの様に対応したら良いか。

問2.被相続人Aに相続が発生したが「次男Dとは長年にわたり連絡がとれていない」ことが判明した。相続税の申告手続きを依頼された税理士は、どの様に対応したら良いか(参照条文②)。

問3.被相続人Aの死後、Xから「自分はAとY女との間に生まれた非嫡出子(婚姻外の子)であり、相続権はある」旨を主張され、遺産の分配をする様請求を受けた。この場合、相続を受けた税理士はどの様に対応したら良いか(参照条文①)。

問4.Bが重度の認知症を患い「遺産分割協議をすることが出来ない」場合、どの様に対応したら良いか。

<参照条文>
①民法787条(認知の訴え)
子、その直系卑属又はこれらの者の法定代理人は、認知の訴えを提起することができる。ただし、父Aの死亡の日から3年を経過したときは、この限りでない。
②民法30条1項(失踪宣告)
不在者の生死が七年間明らかでないときは、家庭裁判所は、利害関係人の請求により、失踪の宣告をすることができる。
③民法31条(失踪宣告の効果)
前条第1項の規定により失踪の宣告を受けた者は同項の期間が満了した時に、死亡したものとみなす。
④民法7条(後見開始の審判)
精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者については、家庭裁判所は、本人、配偶者、四親等内の親族、未成年後見人、未成年後見監督人、保佐人、保佐監督人、補助人、補助監督人又は検察官の請求により、後見開始の審判をすることができる。
⑤民法8条(成年被後見人及び成年後見人)
後見開始の審判を受けた者は、成年被後見人とし、これに成年後見人を付する。

第3 自筆証書遺言書の効力 

1)遺言
(図2)

※<公正証書遺言の長所と短所>
①長所=公証人が遺言者の意思を確認して遺言書を作成するため、自筆証書と違い「本人が当該遺言を行ったか否か」の争いを防ぐことができる。
②短所
1)手続が煩雑
・遺言者の所有する全ての資産負債を公証人に公開し、その裏付け資料となる「不動産登記簿謄本や預金の残高証明書」等の資料を準備する。
・推定相続人の戸籍謄本、住民票、印鑑証明書等の書類の準備をする。
2)将来、遺言書を書き直す必要性が生じた場合でも手続が煩雑であるため、その後の事情の変化に対応することができない場合がある。

※<自筆証書遺言の長所と短所>
①長所
・本人が便箋等に「遺言内容を手書きし、日付を記載したうえ署名捺印をすれば足りる」ので、手続が極めて簡単。
・事情の変化に伴い、遺言者の考え方が変われば何時でも簡単に書き直すことができる。

②短所
・遺言書に記載された筆跡が本人のものか否か相続発生後に争われる場合がある。
・相続発生後、家庭裁判所に遺言書を提出し、現状確認(検認)の申立をすることが煩雑。

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「その2 法律を活用した「遺産分割・事業承継における税理士の効果的な営業」PartⅡ」 へつづく

法律監修:アイランド新宿法律事務所(代表弁護士 木村 峻郎)

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